梱包重量には、コストモデルにほとんど現れない2つの人的コストがあります。出発地では誰かが持ち上げ、到着地では誰かが処分しなければなりません。
どちらも静かに高くつき、どちらも同じ素材の変更で解決します。
本来させるべきでない持ち上げ作業
標準的な木製パレットは約25kg。多くの人間工学ガイドラインはこれを二人作業とみなします。特に姿勢が悪い、反復する、暑い倉庫で床面から持ち上げる場合はなおさらです。
実際には、もう一人が手一杯なので一人で持ち上げてしまうことが多い。結果は倉庫で最も多い労災、すなわち腰部の負傷、肩の損傷、手足の挟圧です。
これらは直接コスト(労災補償、保険料、代替要員)と間接コスト(熟練者の離脱、荷役の遅れ、監査での指摘)を伴います。
約5kgが現場で変えること
約5kgのハニカムパレットは、どの基準でも一人で扱えます。二人目を待たずに配置・積み直し・修正ができ、安全性だけでなく荷役速度も上がります。
見落とされがちな二次的な安全効果もあります。釘もステープルもささくれもありません。梱包関連の応急処置事案のかなりの割合は、持ち上げではなく留め具やささくれによる裂傷です。
顧客に手渡している処分問題
荷物が届いた瞬間から、梱包材は顧客の問題になります。木箱や木製パレットは通常埋立てか有償回収、プラスチックはどこにでもあるとは限らない専門リサイクル、発泡材はほぼリサイクル不可で規制も強まっています。
拡大生産者責任制度の下では、その処分は無償ではありません。素材と重量で課金される費用であり、輸入者が負担します。
ハニカムはどこにでもある古紙リサイクルに乗ります。受け取る顧客にとって処分は日常的で無償、しかもサステナビリティ会計では埋立てではなくリサイクルとして計上できます。
調達交渉でこれが効く理由
バイヤーは単価以外の指標で仕入先を評価するようになっています。荷役が安全で処分が無償の梱包は、サプライヤー評価表やESG質問票、工場監査で明確な差別化要因になります。
自社の報告にとっても具体的な材料です。人力荷役リスクの定量的な低減と、埋立てからリサイクルへ移行した包装廃棄物です。
よくあるご質問
ハニカムパレットは木製と比べてどれくらいの重さですか?
同等の木製輸出パレットが約25kgなのに対し約5kgです。標準的な人力荷役指針では二人作業から一人作業に変わります。
受け取った顧客はハニカム梱包をリサイクルできますか?
できます。クラフト紙と水性接着剤で構成されるため、分離工程も専門施設も処分費も不要で、通常の紙・段ボールリサイクルに出せます。
軽いほど保護性能は落ちますか?
適切に設計すれば落ちません。積載能力はコア厚・セルサイズ・紙質で決まり、設計パネルは約12kNの圧縮に対応、パレット等級は一般輸出貨物で合板同等の静荷重を担います。
現場にも顧客にも軽く
サンプルキットをご請求のうえ、量産前に倉庫チームに実際に扱ってもらってください。