← Story

コンテナ内降雨:熱帯航路が到着前に貨物を傷める理由

コンテナは漏れていません。水分は最初から中にありました。空気の中と、梱包に使った木材の中に。

積み込みを待つ海上コンテナが並ぶコンテナターミナル

コンテナは気温33度のポートケランを、湿った空気を密閉したまま出発します。航海のどこかで夜間気温が下がり、鋼製の屋根が露点以下まで冷え、空気中の水分が結露して貨物の上に降り注ぎます。

荷主はこれをコンテナ内降雨、あるいはコンテナ発汗と呼びます。海上貨物クレームで最も多い原因のひとつです。重要なのは、その水分の最大の供給源が天候ではなく梱包材であることが多い点です。

水はどこから来るのか

コンテナは3か所に水分を抱えています。積付時に密閉された湿った空気、貨物自体の含水率、そして木製梱包材が保持する水分です。

木材は吸湿性です。木製パレットは自重のかなりの割合を水として保持でき、高温のコンテナ内でその水が蒸発して内部湿度を上げ、最も冷たい面 — 多くは段積みの最上部の貨物 — に結露します。

漏水もなく、雨にも当たらず、シールも完全な状態で、貨物が水濡れ損傷で到着するのはこのためです。

貨物に何が起きるか

カートンとラベルのカビ。製品自体が無事でも、カビの染みた外装は食品・医薬・消費財分野の受荷主から日常的に拒否されます。

金属部品と電子部品の腐食。結露と塩分を含む空気の組み合わせは、露出金属やコネクタ、回路実装に対して非常に攻撃的です。

段積みの崩壊。濡れた段ボールは圧縮強度の大半を失い、積付時に安定していた段が輸送中に沈み込みます。

受領拒否とクレーム。海上保険では、これらの損害が海固有の危険ではなく梱包不良に起因するとされることが多く、査定に影響します。

積み込む水分そのものを減らす

最も効果的な対策は、そもそもコンテナに入る水を減らすことです。木製パレットやクレートをペーパーハニカムに置き換えれば、吸湿性の質量を大幅に取り除けます。ハニカムは乾燥した状態で製造・保管され、製材直後の含水率を持ち込まないからです。

これを標準的な対策と組み合わせます。コンテナ容積に応じた乾燥剤、必要に応じたコンテナライナー、涼しい時間帯での積付、そして温かい貨物を冷えたコンテナに積むという落とし穴の回避です。

本当に湿度の高い航路では、防湿コートやPEラミネート仕様のハニカムも指定できます。

限界も率直に

ペーパーハニカムは防水ではなく、そう主張するつもりもありません。浸水すれば段ボール同様に強度を失います。

利点は別のところにあります。ハニカムは水をコンテナに持ち込まず、辺材のようにカビを養わず、乾燥している限り寸法を保ちます。常時湿潤な取り扱いや開放デッキでの暴露には、プラスチックや処理合板の方が適切です。

よくあるご質問

海上輸送でコンテナ内降雨はなぜ起きますか?

積付時に密閉された湿った空気が、夜間に鋼構造が露点以下へ冷えることで結露し、貨物に滴下します。木製梱包材や貨物が放出する水分が内部湿度を上げ、結露を起こしやすくします。

ペーパーハニカムはコンテナ内の湿気問題を減らしますか?

積み込む水分を減らします。ハニカムは乾燥製造・乾燥保管のため、木材のような含水率を持ち込まず、コンテナ内の水蒸気への寄与がはるかに小さくなります。乾燥剤や適切な積付と併用してください。

高温多湿の熱帯航路でもハニカム梱包は使えますか?

使えます。マレーシア・シンガポール発の輸出航路で広く使われています。長期輸送や特に湿度の高い航路では、防湿コート、PEラミネート、ワックス処理を指定できます。

積付だけでなく、航海に合わせて指定する

航路、輸送日数、貨物の湿度感受性をお知らせください。ボード等級と必要な防湿処理をご提案します。

エンジニアに相談 ハニカムボックスを見る

続けて読む

反り、カビ、予測不能:木材梱包の隠れたコスト

動くのは価格だけではありません。吸湿、反り、カビ、ささくれが、木材梱包を「他人から引き継ぐ品質問題」に変えます。

木材梱包が税関で止められる理由と、その止め方

刻印ひとつでコンテナ全体が止まることがあります。ISPM-15差し止めの実際の引き金と、その規制自体を無関係にする梱包の選択肢を解説します。